カンキツ・レモン 気を付けたい害虫②「ミカンハモグリガ(エカキムシ)」

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今回は「カンキツ・レモンの気を付けたい害虫 ミカンハモグリガ(エカキムシ)」について語っていくよ。

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ミカンハモグリガとは

ミカンハモグリガは新葉の裏面に潜り込み、葉を食害する害虫です。

葉の裏で絵を描くように食害することから「エカキムシ」とも呼ばれます。

春枝よりも夏枝で被害が多いため、基本的に夏枝をせん定する成木ではそこまで問題になりません。

樹冠を拡大中の幼木で問題となる害虫です。

※成木になるにつれ被害の深刻度は下がります。

ミカンハモグリガの被害葉

被害を受けると、「葉っぱの光合成能力が落ちる」&「枝の成長が悪くなる」よ。

幼木時は被害が大きいと、枝葉の成長が極端に悪くなり、1年間を無駄にするので要注意!

6月~10月にかけて長期間発生するのが特徴です。

被害が目に見えにくく、気が付かないうちに被害が拡大しやすい害虫です。

定期的に葉の裏を確認し、被害が確認できた場合は薬剤散布を行いましょう。

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ミカンハモグリガ対策

対策は薬剤散布Only!

色々と薬剤はあるけれど、一般のお家でも手に入りやすいのはベニカ水溶剤かな。

スプレータイプならベニカベジフルスプレーだね。

薬剤散布する際は、必ず最新の登録情報を確認してください。

ということで、今回は「カンキツ・レモン気を付けたい害虫 ミカンハモグリガ(エカキムシ)」についてお話ししました。

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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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