お家でリンゴ栽培 栽培ガイド

yakumokaju
リンゴは家庭果樹のイメージが薄いかもしれません。
青森県などの東北地方がリンゴの大産地となっているため、寒冷地で栽培する果樹と思われがちですが、その土地にあった品種を選べば、日本のほとんどの場所で栽培可能です。
さらに、「仕立て方」や栽培のちょっとしたポイントを押さえれば、意外と気軽にお家でも栽培を楽しめます。
少しでもリンゴ栽培の助けになれば嬉しく思います。


リンゴ栽培概要


ほとんどの品種が自分の花粉では結実しないため、相性の良い2品種を一緒に植える必要があります。
病気のリスクが高いため、栽培難易度は少し高めですが、簡易雨よけを活用することで栽培難易度はグッと下げることが可能です。


栽培前の確認事項
本ガイドの栽培方法と実際の栽培状況を近づけることで、個別具体的な紹介を行います。
チェックリストに従って可能な限り栽培条件を近づけてください。
ベランダや軒下など
雨が当たらない「雨よけ栽培」であること
雨が当たらない「雨よけ栽培」であること
雨よけできれば病気の心配はかなり少なくなります。
つまり、失敗のリスクが大幅に減ります。
※栽培見本樹は体積50Lのプランターで栽培しています。
エスパリエ仕立てであること
仕立て方によって枝管理が異なるためです。
同じ仕立て方に育成することで、栽培状況をガイドと近づけます。
周辺地域(1㎞~2㎞圏内)に
ビャクシン類が植わっていないこと(できれば)
ビャクシン類が植わっていないこと(できれば)
周辺地域に「ビャクシン類」が植わっている場合は「赤星病」が多発します。
リンゴ・ナシの産地では「ビャクシン類」を植えることを規制している地域もあるほどです。
個人ではどうしようもない部分ではありますが、すでにご近所さんや家のお庭にビャクシン類が植わっている場合は、赤星病に注意しながら、栽培していきましょう。