モモ

鉢植えモモ栽培 栽培ガイド

yakumokaju

モモは果樹の中でも「栽培難易度が高いからお家では難しい」と言われがちです。

ですが、鉢植え栽培であれば、「気軽」&「コンパクト」にモモ栽培を楽しむことができます。

「モモ栽培を始めてみたいけど難しそう」

「スペースが必要だから、大きなお庭がないと難しい」

そんな悩みはこのガイドを読み終えたとき、無くなっているはずです。

この記事はYoutube「果樹栽培ch」と連動しています。

動画の方が作業の雰囲気は伝わりやすいかもしれません。

モモ栽培概要

モモは子供・女性人気の高い品目です。

●栽培適地:東北地方以南 

※4月~9月に雨が少ない地域はより適地

品種によっては受粉樹が必要な場合があります。栽培前に確認しておきましょう。

おススメ品種

①あかつき

昭和54年に発表された高糖度モモの代表品種。

中生の主力品種で、今でも植え付けされている!

②はなよめ

食味・着色良好な極早生品種

6月の早い時期に収穫したいのであれば、チェックしたい品種。

栽培前の確認事項

本ガイドの栽培方法と実際の栽培状況を近づけることで、個別具体的な紹介を行います。

チェックリストに従って可能な限り栽培条件を近づけてください。

□鉢植え栽培であること

地植え栽培の場合、植えつける環境に成長度が大きく変動します。

同じ大きさの植木鉢で育てることで「木の大きさ」・「成長度」をガイドと近づけます。

※栽培見本樹は10号鉢で栽培しています。

雨よけ栽培であること

ベランダや軒下などで雨除けできれば、病気の心配はかなり少なくなります。

つまり、失敗のリスクが大幅に減ります。

開心自然形であること

仕立て方によって枝管理が異なるためです。

同じ仕立て方に育成することで、栽培状況をガイドと近づけます。

おススメ品種であること

おススメ品種は「1本で果実が着く」・「着果が安定している」・「袋掛け無しでも栽培可能」・「食味良好」と家庭果樹向き品種です。

同じ品種を栽培することで、栽培状況をガイドと近づけます。

コラム:水やりについて

鉢植え果樹を失敗する意外な原因が「間違った水やり」です。

水管理について「絶対にこう!」といった明確な基準はありません。

木の様子を確認しながら、感覚的に行うのが普通です。

この感覚が曲者で、栽培初心者は「水のやりすぎ」→「根腐れによる生育不良」→「水不足勘違いして、さらに水やり」の負のスパイラルに陥りやすいのです。

基本的に鉢内部が乾いたら水やりをするわけですから、「視覚的に鉢内部の水分状態を知ること」ができれば、水やりの不安はかなり解消されます。

色々な商品が発売されていますが、個人的なおススメはキャビノチェ株式会社の「SUS TEE」です。

よければ鉢植え果樹に取り入れてみてください。

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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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