鉢植えモモ栽培 栽培ガイド

モモは果樹の中でも「栽培難易度が高いからお家では難しい」と言われがちです。
ですが、鉢植え栽培であれば、「気軽」&「コンパクト」にモモ栽培を楽しむことができます。
「モモ栽培を始めてみたいけど難しそう」
「スペースが必要だから、大きなお庭がないと難しい」
そんな悩みはこのガイドを読み終えたとき、無くなっているはずです。


モモ栽培概要


モモは子供・女性人気の高い品目です。
贈答用によく用いられることから高級果樹のイメージがありますが、お家でも収穫を楽しめます。
モモは「果樹品目の中でも特に過湿を嫌う」品目ですが、鉢植え栽培であれば、水はけの問題が解決するため、比較的栽培しやすくなります。

おススメ品種
①あかつき

②はなよめ

栽培前の確認事項
本ガイドの栽培方法と実際の栽培状況を近づけることで、個別具体的な紹介を行います。
チェックリストに従って可能な限り栽培条件を近づけてください。
地植え栽培の場合、植えつける環境に成長度が大きく変動します。
同じ大きさの植木鉢で育てることで「木の大きさ」・「成長度」をガイドと近づけます。
※栽培見本樹は10号鉢で栽培しています。
ベランダや軒下などで雨除けできれば、病気の心配はかなり少なくなります。
つまり、失敗のリスクが大幅に減ります。
仕立て方によって枝管理が異なるためです。
同じ仕立て方に育成することで、栽培状況をガイドと近づけます。
おススメ品種は「1本で果実が着く」・「着果が安定している」・「袋掛け無しでも栽培可能」・「食味良好」と家庭果樹向き品種です。
同じ品種を栽培することで、栽培状況をガイドと近づけます。
鉢植え果樹を失敗する意外な原因が「間違った水やり」です。
水管理について「絶対にこう!」といった明確な基準はありません。
木の様子を確認しながら、感覚的に行うのが普通です。
この感覚が曲者で、栽培初心者は「水のやりすぎ」→「根腐れによる生育不良」→「水不足勘違いして、さらに水やり」の負のスパイラルに陥りやすいのです。
基本的に鉢内部が乾いたら水やりをするわけですから、「視覚的に鉢内部の水分状態を知ること」ができれば、水やりの不安はかなり解消されます。
色々な商品が発売されていますが、個人的なおススメはキャビノチェ株式会社の「SUS TEE」です。
よければ鉢植え果樹に取り入れてみてください。