カキ

鉢植えカキ栽培 植え付けについて

yakumokaju

今回は「鉢植えカキ栽培 植え付け作業」について語っていくよ。

植え付け時期は3月~4月の春植えがおススメです。

秋植えも可能ですが、春植えの方がリスクが少なく失敗しにくいです。

この記事はYoutube「果樹栽培ch」と連動しています。

動画の方が作業の雰囲気は伝わりやすいかもしれません。

植え付け作業

今回植え付ける品種は「さど乙女」!

ミニチュアサイズの果実がつく珍しい品種だよ。

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①まずは培養土を鉢に浅く敷きます。

ポット苗木を入れてみて、ちょうどよい高さまで培養土を敷きます。

鉢底石を敷いてから培養土を入れたほうがよりGoodです。

※今回は鉢底石無しで植え付けています。

ポイントは「浅植え」

根っこは下に向かって成長するから下向きのスペースを確保した方が、根っこの生育スペースが増えるから、生育がよくなるよ。

②ポットから苗木を取り出し、植えつける

ポットの周りを手でほぐすと、取り出しやすい
ポットから苗木を優しく取り出す。
苗木をそのまま鉢中央に置き、
優しく土をかぶせる。

「根っこの整理」をした方が生育が良いとされているけれど、

カキは根っこの成長が遅いから、基本的には根っこをあまりいじらない方がいいと思っているよ。

根っこをかまわない方が生育が安定している気がするね。

今回もそのまま優しく植え付けているよ。

③イボ竹などの棒で土を繰り返し挿して、土の空気を抜く。

根っこを傷つけないように、イボ竹などの棒で土の中の空気を抜くと、苗木と土がなじみます。

苗木のグラつきも抑えることができます。

土の中の空気を抜くと木が安定するよ。

ただし、根っこを傷つけないよう注意すること!

土の中の空気が抜けると、土のボリュームが減るから、土を追加しよう。

④苗木の切り返し

苗木を切り返すことで、「養分を少ない芽に集中させ、元気な枝の発生を促す」ことができるよ!

木の高さも調整できるね。

芽数と供給養分のイメージ

⑤切り口の保護

トップジンMペーストで切り口を保護。

トップジンMペーストは人間でいう【消毒液+絆創膏】の役割を果たすよ。

あとは肥料と水をあげれば植え付け作業完了!

支柱を挿して木を固定したいところだけど、ポットの根鉢を傷つけそうだから今回は支柱固定はなし!

接ぎ木部分が埋まらないように植え付けましょう。

接ぎ木部分が土に埋まってしまうと、穂木品種(果実を収穫するための品種)からも発根する可能性があります。

台木品種(根っこを活用するための品種)を接いで接ぎ木苗にしているのは理由があります。

穂木品種からも発根させてしまうと、接ぎ木苗の意味が薄まります。

これは他の果樹でも言えることだよ。要注意!

接ぎ木部分が埋まってしまうと、木が弱る可能性もあるよ。

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鉢植えカキ栽培 栽培ガイド
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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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