おススメの本を厳選してご紹介!【初心者でも大丈夫!】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

この記事では「果樹栽培を始めてみたいけど、どんな本を読めばいいのか分からない」といった方向けに、僕が今まで読んできた本の中から

果樹栽培では本を黙々と勉強するよりも、実際に手を動かしながら、試行錯誤をしていった方が良いと思っているけど、本を読んだうえで実践していくと気づきも多いし、何より失敗が少なくなると思っているよ。

ということで・・・

「とりあえずこれを読もう」編

①NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 シリーズ

新シリーズ「NHK趣味の園芸12か月栽培ナビ」へ移行中

①イラスト・写真が多く視覚的にわかりやすい

②月別で栽培管理についてまとめてあり、月ごとの栽培管理がイメージしやすい

③家庭果樹をターゲットにまとめてある。

あくまで「初心者向け」のため、より専門的な知識が知りたい場合は少し物足りないかもしれません。

場合によってはこの1冊で初心者に必要な情報は大体網羅できます。

②育てて楽しむ シリーズ

①イラスト・写真が多く視覚的にわかりやすい

②【NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 シリーズ】よりも情報量が多く、農家さんが読んでも面白い本。

③栽培管理以外にも品目の「小ネタ」情報があり、発見がある。

④家庭果樹をターゲットにまとめてある。

家庭果樹~新規就農者 向けの本。

分かりやすさでいえば、NHKシリーズに分があるけれど、個人的にはこのシリーズの方が好き。

③図解よくわかる シリーズ

このシリーズは家庭果樹というよりは農家向けの内容。

このシリーズではナシを紹介。

①ナシ栽培の本ではかなり敷居が低い本。

②モノクロではあるが、イラスト・写真も多くイメージはしやすい。

家庭果樹向けの本ではないため、果樹栽培初心者にはおススメしにくいです。

ナシ栽培は難易度が高いため、参考書も少し難しいです。

家庭果樹の場合、読まなくて問題ないような専門的な話が出てきます。

「ナシ栽培について理屈から知りたい」といった方は読んでみると面白いかも。

④基礎からわかる シリーズ

このシリーズも家庭果樹というよりは初心者農家向けの内容。

オールモノクロで専門的な話が多いが品目特性をしっかり知りたい方は読んでみるのもいいかも。

このシリーズからは「モモ」をご紹介。

①モモは栽培参考書があまりないが、この本が比較的初心者向け。

家庭果樹の範疇を超え、新規就農者向けの内容となっているが、モモ栽培の参考書の中では取り組みやすい。

このシリーズは各県の農業試験場の偉い方が著者になっていることが多く、全体として少し硬い文章です。

家庭果樹向けの本ではないため、果樹栽培初心者にはおススメしにくいです。

農家向けの本なので、「栽培について理屈から知りたい」といった方以外は読まなくいいと正直思っているよ。

ただ、モモ栽培の参考書の中では分かりやすいのも事実!

ステップアップ! 専門書 編

①だれでもできる果樹の接ぎ木・さし木・とり木―上手な苗木のつくり方

品目ごとに接ぎ木・さし木・とり木について分かりやすくまとめられている。

初心者からベテラン農家まで持っておきたい1冊です。

農業技師をしていた時に農業試験場の色々な資料を見たけれど、この本が一番分かりやすいと感じたよ。

それぐらい良い本!!

②果樹栽培の基礎 (農学基礎セミナー)

農業技師(果樹部門)がまず読む本。

「果樹栽培における共通基礎」・「品目ごとに栽培管理から出荷・経営特性」の基本がまとめられた本。

果樹栽培ついて体系的に学習したい方向け。

栽培方法をほかの人に理屈からしっかり教えたい方向け。

農業技師(果樹部門)に就職した後、最初に読んだ本!!

③作業便利帳 シリーズ

農家向けに収穫量の安定・秀品率向上についてまとめられた1冊

古くから読まれているシリーズ。

近年新版が出始めたよ!

将来的に果樹農家を目指すのであれば、おススメ。

「収穫量を確保し、高品質の果実を生産する」という農家目線での栽培ノウハウがまとめられたシリーズだよ。

家庭果樹の場合はまず必要ないと思うけれど、知識として知っておきたい場合は読んでみるのもあり!

④落葉果樹の整枝せん定

落葉果樹全般のせん定が分かりやすくまとめれた1冊

同じ出版社「誠文堂新光社」から昭和54年に出版された「図解 落葉果樹の整枝せん定」をバイブルにしていたけれど、絶版になってしまったんだ。

この本はその後継書に当たるものだと考えているよ!

おススメ!!