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鉢植えウメ・アンズ(植え付け1年目) 冬のせん定から学ぶせん定の基礎①

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今回は「鉢植えウメ・アンズ 植え付け1年目 冬のせん定」を例に

果樹栽培でとても大切な「せん定の強弱と芽数のバランス」ついて語っていくよ。

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この記事ではせん定の基礎

「せん定の強弱と芽数のバランス」

についてお話していきます。

開心自然形 について

【開心自然形 模型】
【開心自然形 イラスト】

模型やイラストのような整った樹形に仕立てていくためには

「強せん定と弱せん定」

「芽数と枝の勢力差」

について理解を深める必要があります。

せん定の強弱と枝の反応

ここからは少し専門的な話になるよ。

(分かりやすい説明に努めます!)

せん定では「枝を強く切る」・「枝を弱く切る」といった表現をすることがあります。

「言葉の意味」と「せん定の強弱によって枝がどういう反応をするのか」を知ることは

せん定の基礎を理解するうえでとても大切です。

まず、「せん定の強弱と枝の反応」についてです。

かなりざっくりと言ってしまえば

枝を強く切る(強せん定)=枝を多く切る→勢いの良い枝がでてくる

枝を弱く切る(弱せん定)=枝を少なく切る→勢いの落ち着いた枝がでてくる

と思ってください。

せん定の強弱と枝の反応例

イラストはカキを例としたものだけど、

枝の成長イメージに関してはウメ・アンズも一緒だよ!

なぜ、同じ枝なのに切り方によって枝の成長が変わるのでしょうか?

それは、

枝をいくらせん定しても、

地下部=根っこの量は変わらない(根っこからの養分供給量はほとんど変わらない)から。

ここがとても大切です。

例えば、

ある1つの枝に芽が10個ついており、その枝に供給される養分量が「100」とします。

「無せん定」・「芽数4までせん定」の場合でそれぞれの芽に供給される養分のイメージはこのようになります。

※頂芽優勢の特性を無視した仮定での話です。

【供給養分と芽数の関係】

ざっくり言えば

芽数を多くすれば1芽当たりの供給養分が分散する。→各枝の成長は緩やかになる。

芽数を少なくすれば1芽当たりの供給養分が増える。→各枝の成長は強まる。

ということです。

ここで重要なことは、「これはあくまで枝1本だけに注目した時の反応である」ということです。

枝の勢力差にこの考えを持ち込んではいけません。

芽数と枝の勢力差

枝の勢力差とは「枝同士のパワーバランスの差」という意味です。

枝同士でのちょうどよい「パラーバランスの差」というものがあります。

ただし、自然状態に任せていては理想的な「パワーバランスの差」になりにくいため、せん定でコントロールしてあげる必要があります。

骨格枝のパワーは枝・葉っぱ・芽の総合力!

枝・葉っぱ・芽が多ければ強い骨格枝になりやすい。

せん定前

今回の木は幹の一番上から発生した枝だけが強く伸びていました。

(これ以降は一番上から①・②・③と表記します)

このままでは骨格となる3本の枝の勢力差(枝の太さや養分を引っ張ってくる力の差)がどんどん広がります。

①の枝がどんどん旺盛に成長し、

②③とのバランスが崩れてしまうかもしれません。

それは開心自然形として望ましくありません。

そこで、

①はせん定で芽数を減らし、②③はせん定しない。

という方向でせん定を行います。

せん定後

本来であれば、②③も1/4~1/3程度せん定を行いますが、枝の勢力差を広げたくありません。

①:来年も勢いよく枝が伸びますが芽数を減らしたため、枝の数は多くありません。

来年は枝の摘心も行い「枝の成長・芽数をある程度抑えよう」と思います。

②③:もともと芽数が多くありませんが、①との芽数差を縮めることができました。

来年は勢いの弱い枝が多く伸びてくると思いますがそれを大切に育成していきます。

結果、

芽数を少なくした①:

葉の数が少なくなるため光合成産物が減少。枝の数が減るため根・幹からの養分の流れが弱まる。

芽数をそのままにした②③:

葉の数が多くなるため、光合成産物が増加。枝の数が増えるため、根・幹からの養分の流れが強まる。

となり、

勢力差のバランスを保ちながら、木の育成ができると考えています。

これはあくまでも予測ですので、今後もウメ・アンズの成長を記録していきます。

ざっくり言ってしまうと、こんな感じ!!

今回は「鉢植えウメ・アンズ 植え付け1年目 冬の管理とせん定の基礎」についてご紹介しました。

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