今回はブドウを例に「挿し木苗の鉢増し」についてざっくり語っていくよ。
鉢増しについて
「鉢増し」とはより大きな鉢へ植え替えることです。
挿し木はポリ鉢などの簡易鉢にて行うことが多いです。
挿し木後1年も経過すると「苗木に対して鉢が小さくなってしまう」ので、より大きな鉢へ植え替えます。
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■作業時期
3月上旬～4月上旬
栽培地域・品目によるけれど、春根が伸び始める前（春先）に植え替えするのが吉。
作業手順
■使用する道具
〇挿し木苗
〇植え替え用の植木鉢
※鉢植えの場合は10号鉢が基準のサイズ
〇培養土
※果樹専用の培養土でない場合は赤玉土（小・中）も別途準備するとGood
〇鉢底石
※赤玉土（大または中）で代用可
今回は果樹専用の培養土ではないから赤玉土（中）も使用するよ。
※赤玉土（小）もあるとなおGood！
鉢底石も手持ちがなかったから赤玉土（中）で代用！
まずは培養土と赤玉土をブレンドします。
※果樹専用の培養土の場合、ブレンドは必要ありません。
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植え替え用の鉢へ鉢底石または赤玉土を浅く敷きます。
※赤玉土は（大）サイズがあれば（大）サイズを使用しましょう。
※（大）サイズがない場合は（中）サイズでもOKです。
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鉢底石を敷いたら、培養土を浅く敷きます。
挿し木苗を入れることも考慮して、培養土は少なめに入れておこう。
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ポリ鉢から挿し木苗を取り出します。
ひっくり返すと自然に取ることができます。
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可能であれば、渦巻いた根っこをほぐしましょう。
根っこの成長が良くなり、生育が安定します。
難しい場合は無理にしなくてもOK！
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いよいよ植え付けです。
優しく苗木を植木鉢に移し、土をかぶせます。
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植え付けできたら、切り返しせん定を行います。
切り返しせん定することでしっかりした枝が苗木から伸びやすくなります。
※せん定後は切り口保護の「トップジンMペーストまたは木工用ボンド」を忘れずに！
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支柱固定を行えば作業完了です。
作業はこれだけ！
品目によるけれどブドウは挿し木が簡単だから挿し木苗がお家でも簡単にできちゃうね。
●「鉢増し」はより大きな鉢へ植え替えること。
●栽培地域・品目によるが作業適期は3月上旬～4月上旬。
※春根が伸び始める前に作業するのがGood
今回はブドウを例に「挿し木苗の鉢増し」についてざっくりご紹介しました。
